戦争が子供に落とす悲劇を描いた映画は数々作られてきたが、この作品は、敗戦の年に小学校2年の太郎(斉藤優一)が母とともに実家に帰ってのエピソードで展開する。

都会からいわば疎開する形で母の実家に来て、倉のある旧家のたたずまいは、太郎にとって珍しいものであった。母の妹がアメリカ人と結婚して、娘のエミ(キャサリン)がいるが、世間の非難を恐れて蔵に閉じこめられており、太郎にも当然秘密にされていた。

太郎とエミとの出会いは、母を捜して風呂場を開けた時であり、衝撃的なものであった。エミはいとこであることを知らされ、その後は木に登っては、蔵の窓のところにいるエミと話をしたりした。ある日、憲兵が村人と一緒に踏み込んで来たが、蔵にはエミの姿はなく、その頃二人は川で遊んでいた。

斉藤優一は、発見の驚きなど場に応じた演技は良かったが、やはり子供同士が一緒の時の場面が彼らしさを発揮していたと思う。川遊びでの二人の生き生きとした姿はほほえましい。

川で泳いでいるうちに、太郎のパンツが脱げてあわてて立ち上がる。エミは一点を見つめる。「スケベ!」と太郎は叫ぶ。「どうして私にはないの?パパがアメリカ人だから?」と幼い疑問を投げかける。「バカ…女の子にはないの」こうして水をかけあってはしゃぐ。

同じ子供同士であるし、敵であるアメリカ人の血が流れていてもいとこ同士なのである。パンフレットには、斉藤優一の母親もエキストラで出演しているということであった。

从儿童时代开始有战争子どものころから戦争があった(1981)

又名:Kodomo no koro senso ga atta

上映日期:1981-02-14片长:101分钟

主演:斋藤优一 樫山文枝 凯瑟琳 

导演:斋藤贞郎 编剧:铃木尚之

从儿童时代开始有战争的影评